ジプシー17
2月中旬現在、引き続きオロマップ育成牧場で放牧されている。牧場スタッフは「飼葉はしっかり食べてますし、順調に成長していると思います。お尻が高いので、身体はまだまだ大きくなりそうですね。人にも懐っこい性格で、大きな身体でじゃれてくるので、そこが大変になる時がありますね」とのこと。まだ冬毛が馬体を覆っているが、それでも血統馬らしいフォルムの良さが前面に出てきた印象で、大柄な馬体に相応しく力もついている。なお、2017年エクリプス賞北米最優秀3歳牝馬にはエイベルタスマン、同最優秀2歳牝馬にはカレドニアロードと、父の産駒2頭がそれぞれ世代別女王に輝いた。頼もしいトピックスだ。
2018年1月
1月中旬現在、引き続きオロマップ育成牧場で放牧中。スタッフは「昨年より雪は多く、蹄のことを考えると、放牧地は良い状態です。他馬より身体が大きくて力も強いので、放牧地では自然とリーダー的な存在です。とは言っても牝馬なので、男馬と違い、他馬をいじめるようなことはないですよ」とのこと。時期的に、馬体に大きな変化は見られないが、元々骨量があって骨格がしっかりしており、この先力強い身体に成長してくるだろう。なお、米西海岸の有力3歳馬が集まる年末のGIマリブS（D7F)では、デビューが遅れ、これが重賞初挑戦となったシティオブライトが優勝。父の産駒から、また1頭、楽しみな馬が現れた。
