umerintaroの日記

愛馬のレポート 記録

ロズ

ロズ 父ローズキングダム
Lodz ポーランド語『ポーランドの都市名』母シプカクラッチ
2016.3.14生 牝 鹿毛 栗東 坂口正則厩舎

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2018年4月・浦河町・チェスナットファームにて撮影


2018年5月24日(木)
本日のゲート試験に合格しました。

助手・5月20日(日)栗坂良1回・4F59.6-43.4-29.1-15.0(馬なり余力)
助手・5月24日(木)栗E稍・12.7-13.8(ゲートなり)

坂口(則)師「素直な気性なので、手こずる事なく合格です。週末から大き目を乗っていく予定にしていますので、追い切りの内容や馬の状態を見て使う番組を決めていきましょう」


2018年5月23日(水)
この中間も変わりなく調整されており、明日のゲート試験を予定しています。


2018年5月16日(水)
入厩後ここまで変わりなく調整されています。

坂口(則)師「ゲート練習中心の調整ですが、前後の扉を閉めてもジッとしていられます。やはりしっかりと馴致ができていますからね。この後はゲートの出を練習してみますが、大丈夫そうならゲート試験の目処も立てられそうです」
2018年5月11日(金)
この中間に栗東トレセン・坂口(則)厩舎へ入厩しました。まずはゲート試験に向けて調整を行なっています。

坂口(則)師「輸送疲れも見せず元気でしたから、今朝から馬場入りさせています。馬の育成について全幅の信頼を寄せているチェスナットファームさんから来た馬ですから、しっかり教育されていて変な癖も見られず扱いやすいです。この先も順調に進めて行けるものと思っています」

2018年5月8日(火)
引き続きBTC内の屋外ダートコース1800mと坂路1本を13-13の調教を行なっています。尚、本馬は近日中に栗東トレセン・坂口(則)厩舎へ入厩を予定していますので、5月14日(月)に募集を終了させていただきます。

坂口(則)師「見た目よりも馬体重があるし、動かすと大きく見える点もいいですね。それに、非常に軽い動きをする馬なので、早い時期のスピード競馬に対応できる印象を持っています。馬房の調整をつけて、すぐに栗東へ連れていきます」


2018年5月1日(火)
この中間はBTC内の屋外ダートコース1800mと坂路1本を13-13の調教を行なっています。馬体重472kg 体高162cm 胸囲184cm 管囲20cm

尚、本馬は近日中に栗東トレセン・坂口(則)厩舎へ入厩を予定していますので、5月14日(月)に募集を終了させていただきます。また、本馬の調教動画をYouTubeにアップしましたのでご覧ください。
https://youtu.be/viwbIQR99PI


2018年5月(スペシャルレポート)
「次の会報はいつ発行?その前に入厩させちゃうかもしれないよ」とチェスナットファームの広瀬亨代表。ちょっとだけぶっきらぼうな物言いで、それでいて大きな瞳の奥がいたずらっぽく笑っている。「さすがに2歳王者ローズキングダムの仔だよね」。本格的なトレーニングを始めてからの成長曲線が、他の馬に比べると急だと言う。この日は屋内1000m坂路コースでの“追い切り”を行った。476kgに成長した立ち姿も美しいが、動きに注目して欲しい。パワーの源泉となる深い踏み込み、逞しいばかりの前腕と胸前。2段に盛り上がっているトモの筋肉。低い重心で、それでいて四肢のストライドを伸ばすことができるのは体幹インナーマッスルがしっかりと出来ているからだろう。「ペースを上げると重心が下がって、ストライドが伸びるのです。しっかりとハミに反応し、自分からバランスを取って走ってくれます」途中から併走馬が付いてくることができずに単走になってしまったが、それでも力強く、まっすぐに最大傾斜角度4%の急坂をハロン13秒で駆け上がってきた。いわゆる“競走センスの良い馬”だけがなし得るものだ。「来年2月で定年を迎える坂口正則調教師とは、もう30年来の付き合いになります。まだ栄進牧場の育成牧場で場長をさせてもらっていたときはエイシンサニーオークス)、エイシンバーリンアーリントンCなど重賞4勝)、エイシンサンサン小倉3歳S)などを管理していただきましたが、どんな馬でも勝たせようと努力してくれる先生でした。ティノは400kgに満たないような小柄な牝馬でしたが12戦も使ってくれました(3着2回)。本当に面倒見がよく、とてもお世話になった先生なので、最後に馬を通してお礼がしたかった」とポツリ。入厩を急ぐ理由が何となく分かったような気がしたが「こんな話させるなよ。この馬とは関係ないだろう」と照れたように話題を変えられてしまったのも、シャイで、男気のある広瀬さんらしい。ちなみに、定年後の厩舎は、息子の坂口智康師が引き継ぐ形になるそうだ。そんなロズこと「シプカクラッチュ16」との出会いは、市場に上場させるため預かったことに端を発する。いつものように馬房から出してウォーキングマシンへと移動させようと手綱を引いたときに、この馬の秘めた能力を感じたという。「表現が難しいのですが、柔らかいというか、すべるような滑らかな推進力を感じたのです」。生産牧場の意向で青森県八戸市場に別のコンサイナーの手で上場することになった。「どうしても気になって、せり当日はこの馬を購入する目的で青森県へ足を運びました」市場では、予想していたとおり他からも声がかかってきたので、相手を探すと、この馬が移動した先のコンサイナーが競り上げていたという。「眼があったときにセリから降りてくれた。おかげで予算よりも低い価格で購入することが出来ました」と笑った。「まだ本当の意味でパワーが付くのは先になると思うが、それまでは持ち前のしなやかさを活かして芝コースで走ってくれると思います。今でも後肢の返しが鋭いから他の馬よりキックバックする砂の量が多い。こういう馬は芝で走れる」と分析し、「古馬になって力が付いてくれば、パワーを武器にダートでも活躍してくれると思います」と想像を広げている。豊かな選択肢は可能性の裏返しでもある。

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2018年4月・浦河町・チェスナットファームにて撮影


2018年5月
浦河町のチェスナットファームにて、BTC内の屋外ダートコース2400mと坂路1本を13-13の調教を実施。スタッフは「動きがとても軽やかでスピードがあるタイプだと思います。よく言われる褒め言葉に『背中が柔らかくて乗り味が良い』というのがありますが、まさしくその言葉通りの馬です」と評しています。続いて、「強い調教を続けてきているので、少し疲れが出はじめる頃です。疲れを見せる前にひと息入れてから、入厩に向けて最終仕上げに入る予定です」とスタッフが話している通り、しばらくは場内でトレッドミル運動のみを行ないました。その後に「少しだけ楽をさせましたが、そのひと休みで馬の雰囲気がグッと良くなってきました。これから仕上げに入りますが、いいスピードを見せてくれるでしょう」とのコメント通り、BTC内の屋外ダートコース1800mと坂路1本を13-13の調教を行なっています。スタッフによると「ひと休み入れて少し身体が大きくなったのはありますが、休み明けからは走りが大きくなり、走る姿も大きく見えるようになっています。これから数本ほど追い切りを行なった状態を見て、トレセンへの移動を坂口先生と相談する予定です」との事です。その結果、近日中に栗東トレセン・坂口(則)厩舎へ入厩する予定となりましたので、5月14日(月)に募集を終了させていただきます。なお、本馬の父ローズキングダム産駒のスプリングマン号がクラウンC(OP・川崎・D1600m)で優勝しました。また、本馬の競走名が【ロズ Lodz(ポーランド語)「ポーランドの都市名」 父名より連想】に決定しました。

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2018年3月撮影

2018年4月(解説)
「この馬を、ローズキングダムの代表産駒にしたい」と張り切っているのはチェスナットファームの広瀬代表だ。ひと目見て本馬を購入し、納得の仕上げを確認したうえで提供を決めてくれた。ローズキングダムは、ロードカナロアルーラーシップと同じキングカメハメハ産駒で最優秀2 歳牡馬。クラシック三冠は惜敗を重ねたものの3歳秋にジャパンカップを繰り上げ優勝した同馬を種牡馬として高く評価する声は、今も根強い。写真でご確認いただけるように深くて長い腰と短い背。そして理想的な肩の傾斜角度は柔らかな歩様を生み出す源泉にもなっている。3月上旬現在、屋内1000m直線ウッドチップコースで13-13の調教を2本。「4月中のトレセン入厩」を目標に、どんどんメニューを進めている。「調教を強めても飼い食いが落ちることはないし、精神的にとてもタフ。脚元にも不安はないので思ったようなメニューを消化できる」と育成牧場でも高評価を与えている。母は南関東でタフに8勝。半兄にはJRA2勝のビタミンエース。一族にはダート巧者がずらり並ぶが「ストライドが伸びる走法から芝コースでも」と広い可能性を示唆している。

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2018年4月
浦河町のチェスナットファームにて、BTC内の屋内1000m直線ウッドチップコース2本を13-13の調教を行なっています。測尺は体高160cm・胸囲180cm・管囲20cm、馬体重は476kgです。スタッフは「写真を見ても判る通り仕上がりが早いので、坂口(則)先生と夏競馬でデビューさせる予定で調整しています。強い調教を行なってもテンションが上がらないように、気性が安定しています。とても操作性が良い馬で、アクセルやブレーキ、ハンドル操作が自由自在です。これは身体がしなやかだからこそ、成せる業だと思います」と話しています。雄大で柔軟な馬体、13秒ペースの調教を続けても安定している気性、その上、操作性が良いと三拍子そろっている本馬。ぜひ、出資をご検討ください。

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2018年3月・浦河町・チェスナットファームにて撮影

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2018年3月撮影

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2018年3月(血統解説)

ローズキングダムキングカメハメハ産駒 25戦6勝 2009年のJRA最優秀2歳牡馬 2010年のジャパンカップ(G1)優勝馬 初年度産駒は現3歳馬 主な産駒 アンブロジオ スプリングマン カガスター
母シプカクラッチュは南関東で45戦し、特別勝ちを含む8勝2着8回3着5回の成績を残した 伯母のヤマノジェネラスは瑞穂賞(重賞)を制し、TCK女王盃(G3)3着 産駒にJRA2勝を挙げ、南関東で現役活躍中のビタミンエース